金正日(キム・ジョンイル)総書記の特使として米国を訪問している趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長が、月曜日午後7時(日本時間火曜日午前8時)、ワシントンに到着して、クリントン大統領など、米政府高位関係者達と相次ぎ対面した。
趙明禄国防委員会第1副委員長は月曜日夕方、宿舎である「ワシントンメイフラワーホテル」で、シャーマン対北朝鮮政策調整官と対面した。
火曜日午前には、オルブライト国務長官と、米国のテロ支援国名簿から北朝鮮を除くことなど、両国間の懸案を包括的に話し合う見通しだ。
その後、趙明禄国防委員会第1副委員長は、北朝鮮管理としてははじめて、ホワイトハウスを訪ねて、クリントン大統領と対面することになる。この席で、金正日国防委員長が送る親書を手渡すことになると伝えられた。
これに先立ち、サンフランシスコに到着した趙明禄国防委員会第1副委員長、姜錫柱(ガン・ソクチュ)外務省第1副相他、15名ほどの随行員は、ペリー前対北朝鮮調整官の迎え入れを受けた。
趙副委員長一行は、シリコンベリーにある通信装備製造会社である「ルスント・テクノノロジー」の事業
本部を訪問、夜には、ペリー前北朝鮮政策調整官主催の歓迎晩餐会に参加した。