一部の与野党議員が、日本の歪曲した内容の一部歴史教科書に対する製造・販売禁止仮処分申請を申し込むことにした。一方、国会図書館では、歪曲した内容の教科書に関する資料展を開く。これは、政府が教科書歪曲問題に対する再修正要求案を日本政府に渡す動きを見せている中で、国会でも教科書問題に積極的に取り組んでいることを示したものだ。
民主党の咸承熙（ハム・スンヒ）、宋永吉（ソン・ヨンギル）議員、ハンナラ党の金元雄（キム・ウォンウン）議員、自民連の鞖基善（べ・キソン）議員らは９日、日本を訪れ、東京書籍などの出版８社と「新しい歴史教科書をつくる会」を相手どって、地元の裁判所に教科書の製造および販売禁止仮処分申請を出す計画だ。
これら議員は、事前に用意した仮処分申請書で「日本の歴史教科書の歪曲は（われわれ）民族の自尊心と名誉に致命的な損傷を与える、残忍極まりなく悪意に満ちた名誉毀損行為」であるとしている。
咸議員は、「以前、元従軍慰安婦と女子勤労挺身隊被害者たちの損害賠償請求を受け入れた時と同様、日本の裁判官たちの良心的な判決を期待する」と語った。
また国会図書館は３０日から来月の２０日まで「日本の歴史教科書歪曲関連資料展」を開く。展示会には、「日本の歪曲教科書展」、「写真展」、「映像資料展」などテーマ別の資料展示とともに、専門家招請講演会および映像資料の上映も行われる。
ムン・チョル fullmoon@donga.com
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