米軍裝甲車によって死亡した女子中学生の追悼と韓米地位協定(SOFA)の改定を求める集会が、週末の7日、8日、市民5万余人が参加して、ソウル、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)など、全国各地で行われた。
市民たちは各都市の中心部で手をつないで死亡した二人の女子中学生を追悼するろうそくデモを行い、米軍裁判の無効化、加害者の韓国での裁判、ブッシュ米大統領自身の謝り、SOFAの全面的改定などを求めた。
また、米国ワシントンでも7日午後、ホワイトハウスの正門前で女子中学生死亡事件汎国民対策委員会(汎対委)の訪米闘争団30余人が集会を行い、この過程で警察との衝突によって1人が逮捕された。
▲週末デモ〓8日午後、全国民主労働組合総連盟(民主労総)などの市民800余人は、ソウル宗廟(ジョンミョ)公園で、女子中学生殺人米軍を糾弾した。同日京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)米軍キャンプのレッドクラウド前では、4輪駆動自動車連合会所属の会員50人あまりが車デモをした。これに先立ち、7日の昼と夕方には、ソウル世宗路(セジョンロ)交差点、宗廟公園、大学路などのソウル市内主要地域で、死亡した女子中学生を追悼するろうそくデモが行われた。
女子中学生汎対委は同日午後、宗廟公園で大学生、市民団体、インターネットユーザー3000人あまりが参加して「自主的な国のためのろうそく人間帯作り大会」を開催した後、光化門(クァンファムン)東亜日報前までろうそく行進を行った。これに続いて同日夜、ソウル光化門の集会では歌手イ・ジョンヒョン氏、民主労働党の權永吉(クォン・ヨンギル)候補、カトリック正義実現師弟団など、各界各層から1万人あまりが参加した。
同日夜、京畿議政府駅前広場、大邱(テグ)米軍基地キャンプウィ—カーの裏門、釜山テファショッピング、光州忠壯路(チュンザンロ)、鋻州(チョンジュ)、蔚山(ウルサン)、春川(チュンチョン)などの全国各地でも追討デモが行われた。汎対委は14日、ソウル市役所前広場で10万人以上が参加する平和大行進集会とろうそく行進を続ける予定だ。
▲米ホワイトハウス前〓ハン・サンリョル汎対委防備闘争団長など、汎対委関係者30余人は7日午後、ホワイトハウス前でブッシュ大統領との面談と130余人の署名の伝達などを求めて警察とぶつかった。
この過程で汎対委ニューヨーク後援会所属のホン・ソクジョン(24、女)氏が警察官に暴力をふるったという理由で連衡された。
汎対委は約30分間、ホン氏の釈放を求めるデモを行った後、ホワイトハウス裏のエリップス広場に移動して死亡した女子中学生のための慰霊祭とてい髪式などを行った。
汎対委は同日夕方、メリーランド州の在米韓国人と会合をして8日、ロサンゼルスに向かった。