Go to contents

反米ろうそくデモが二つに分裂

Posted January. 05, 2003 22:42,   

한국어

在韓米軍装甲車によって死亡した女子中学生を追慕するろうそくデモの位置づけをめぐって、ネチズンらの間に議論が広がっているなか、4日夜、ソウル光化門(クァンファムン)付近で、ろうそくデモが始めて2カ所に分かれて別々に行われた。

「女子中学生全国対策委員会」は4日午後6時、教保(キョボ)生命ビルの裏側に300人が集まって「追慕座り込み場の強制撤去の糾弾と光化門ろうそく行進」というデモを行った。

同じ時刻、世宗(セジョン)文化会館前では、前日の3日「対策委員会とは異なった道を歩みたい」として独自のろうそくデモを行う方針を発表した金キボ氏(31、ネットID「アンマ」)ら市民と学生30人による別のろうそく追慕デモが行われた。

二つのグループは「朝の霧」「荒野で」などの歌を歌いながら、一人ずつがろうそくデモについての考えを語った。

金氏は4日「対策委員会が主導するデモでは、一つの声だけが反映されるだけで、多様な意見を表出するのがむずかしかった」と、独自のろうそくデモを行うようになった理由を説明した。同氏はまた、これまで対策委員会が主導してきたろうそくデモが、一方の立場だけを強いる反米デモに変質していることが、独自の路線に進むようになった理由だと述べた。

警察は、2カ所に計5300人余を投入して、万一の事態に備えたが、デモ隊とのトラブルはなかった。

対策委員会は「ろうそくデモ隊が世宗文化会館に進み、金氏のろうそくデモ隊との結合を図ったが、警察が完全に封鎖し、実現しなかった」と説明した。双方のデモは、午後6時から2時間にわたって行われ、ほぼ同じ時間帯に解散した。

対策委員会の金鍾一(キム・ジョンイル)共同執行委員長は5日「最近、一部ネット利用者らが示している異なった意見や独自路線の動きについては、最大限に包容していきたい考えだ」と述べた。金委員長は△在韓米軍の法的地位などを定めた韓米地位協定(SOFA)の改正△事故を起した米軍兵士の処罰△謝罪の意の公表——の3つの要求が受け入れられるまで、ろうそくデモを続けると強調した。

対策委員会は、今後も毎夜、光化門でろうそくデモを行うとともに、月1回の大規模なろうそくデモを行う計画だ。これに対して金氏グループは、インターネットのホームページの掲示板を通じてネット利用者たちの意見を聴きながら、デモ日程など活動計画の詳細を講じる模様。



金晟圭 kimsk@donga.com