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氷壁登りの季節がやって来た 主な氷壁紹介

氷壁登りの季節がやって来た 主な氷壁紹介

Posted January. 14, 2003 22:45,   

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「凍りついてつるつるした氷の絶壁の上のアイスマン」

アイスパイルとアイゼンで氷におおわれた岩壁を突きながら一歩、一歩ずつはい上がる「アイス・スパイダーマン」の顔から汗水がたれ落ちる。

氷壁登山の季節がやってきた。19日、江原道春川市南山面(カンウォンド・チュンチョンシ・ナムサンミョン)にある江村(カンチョン)の九曲(クゴク)氷滝をはじめ、25日からは雪岳山(ソラクサン)の土旺城(トワンソン)氷滝で氷壁登り大会が開かれる。江原道麟蹄郡(カンウォンド・インジェグン)メバウィでも2月7日から4日間、大会が開かれる予定だ。

氷壁登りの先進国は、アルプスの高い岩壁が豊富なフランス。しかし、韓国もアジアでは最高の環境に選ばれている。大小の絶壁が、冬の間に氷壁を作り、氷壁登りのための最高の条件を提供しているのだ。

韓国の氷壁登りは、凍りついた滝を上がることから「氷滝登り」と呼ばれている。朴ヨンソク、厳弘吉(オム・ホンギル)といった世界的な山岳家を輩出できたのも、こうした自然環境があったからだ。

氷壁登攀マニアの洪(ホン)ソクベさん(38・歯科医師)は「アイスバイルで氷を突くたびにしびれるような興奮を感じる。気温が暖かいときも、いつになったら登れるんだろうと気になって、つい凍った滝を訪れては氷質を確かめてみたりする」と話した。

氷の滝を登る「氷滝登り」には注意しなければならない点が多い。

見かけでは大きな氷の塊のように見えるが、よく見ると鍾乳石のように複数の氷の柱が合わさっているのだ。しかも、凍りついていない内部では水が流れていて空っぽになっている場合が多く、人の重さに耐えられないことがある。

昨年、氷壁登りのメッカといわれる九曲氷滝をよじ登っていたマニアが、50トンあまりの氷とともに落ちて死亡した事故が代表的な例だ。

氷壁登りは毎年1〜2月がシーズンだ。国内では約50ヵ所で氷壁が楽しめる。アジア最高の高さ(360m)を誇る土旺城滝の氷壁は、上と下が二枚に分離していて、世界最高の氷壁専門家であるフランスの山岳人たちからも激賞されたことがある。

初心者には、道峰山(トボンサン)の回龍(フェリョン)氷滝、水落山(スラクサン)の金流・銀流(クムリュ・ウンリュ)氷滝、雲岳山(ウンアクサン)のにじ氷壁が良い。中級者は、江村の九曲氷壁、仏岩山(プルアムサン)のキョンスサ氷滝、雪岳山のウンダン氷滝、北漢山(プクハンサン)のクチョンウン氷滝、紺岳山(カムアクサン)のウンゲ氷滝に挑んでみると良い。

上級者には、やっぱり雪岳山だろう。このほかにも土旺城氷滝をはじめ、大乗(テスン)、小乗(ソスン)、小土旺(ソトワン)の4大氷壁が待ち構えている。

氷壁登りのためには専門の登山学校のコースを経た方が望ましい。金ヨンギ登山学校(02−703−6969)、コーロン登山学校(02−753−8005)、チョン・スングォン登山学校(02−990−5014)、韓国登山学校(02−2203−3471)などがある。



田昶 jeon@donga.com