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北朝鮮のハッキング部隊、韓国情報収集 韓国軍が確認

北朝鮮のハッキング部隊、韓国情報収集 韓国軍が確認

Posted May. 27, 2004 22:58,   

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北朝鮮が、ハッキング部隊を運営し韓国の情報を収集している事実が、軍当局によって公式確認された。

宋泳勤(ソン・ヨングン)韓国軍機務司令官は27日、空軍会館で開かれた「国防情報保護コンファレンス」の開会演説で、「北朝鮮は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の直接指示で精鋭のハッキング部隊を運営し、韓国の国家機関と研究機関の情報を収集している」と明らかにした。

北朝鮮は1986年に旧ソ連国防省の援助を受けて、平壌市美林洞(ピョンヤンシ、ミリムドン)に「平壌自動化大学」(別称・美林大学)という5年制大学を創設し、毎年約100人の軍コンピューター専門家を養成してきたという。

機務司令部の関係者は、「90年代初め、北朝鮮は平壌自動化大学を『金一(キムイル)軍事大学』と改称し、卒業生の多くを人民武力部偵察局傘下のハッキング部隊の武官(将校)に任命している」と説明した。

北朝鮮はこの他にも、1998年に金日成(キム・イルソン)総合大学に「コンピューター科学大学」という単科大学を新設し、平壌望京台(マンギョンデ)区域では、専門プログラマーを養成する「朝鮮コンピューターセンター」を運営している。

2001年に米国防総省は、「北朝鮮と中国のコンピューターハッキング能力は米中央情報局(CIA)の水準に達した」という報告書を作成している。

北朝鮮のハッキング攻撃に備えるため、機務司令部は昨年11月に、サイバーテロ対策チームと情報通信基盤保護チームから構成される「国防情報戦対応センター」を構築した。



崔虎元 bestiger@donga.com