「ヒディンク元監督は全然口を出していません」
サッカーの新韓国代表監督にボンフレール氏を迎え入れる作業を現地で主導した賈三鉉(カ・サムヒョン)大韓サッカー協会国際局長は21日、「ボンフレール監督の選任について、ヒディンク元代表監督は全然影響力を行使しなかった」と明らかにした。
この日、海外出張から帰ってきた賈局長は「ヒディンク元監督はユーロ2004のテレビ解説のためポルトガルに行っていたので、会うことができなかった」と話した。賈局長は、「李会沢(イ・フェテク)技術委員長が選任の基準を緩和し、新世代の選手をよく理解できる西ヨーロッパーの監督を選んでほしいと求めてきたので、従来(候補に)上がっていた10人を除いて、7〜8人を検討したうえで最終的に4人を面接して決定した」と話した。
賈局長は、「ボンフレール監督は、ヒディンク元監督とコエリョ前監督の選任する時も候補に上がっていた人物なので、協会はよく知っていた。とくに、行政的な支援が全く受けない状態で、ナイジェリアを1996年アトランタ五輪で優勝に導くなど、リスク管理能力にたけている」とつけ加えた。
賈局長は、許丁茂(ホ・ジョンム)技術委副委員長と共に、先月13日英国ロンドンでボンフレール監督を面接して最終決定を下した。残りの3人の候補は若い監督だが、国際経験が少なかったのでボンフレール監督より評価が低かったと、賈局長は説明した。
賈局長はまた、「ボンフレール監督はアジアンカップ大会の開幕(7月17日)が差し迫っており、技術委が選んだ選手で大会を行なわなければならないため、韓国のコーチ陣を全面的に信頼するしかないとし、コーチを連れてくる考えがないことを明確にした」と伝えた。
ボンフレール監督は23日午前韓国入りし、24日に公式記者会見を行なった後、本格的に韓国代表チームを指導する構想に入る。代表チームは29日召集される。
梁鍾久 yjongk@donga.com