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韓日、「PDP特許紛争」第2ラウンドに突入

韓日、「PDP特許紛争」第2ラウンドに突入

Posted November. 02, 2004 23:04,   

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▲先制攻撃に出た松下〓松下電器産業は、LG電子の日本法人がプラズマディスプレーパネル(PDP)関連の特許権を侵害したとして、1日、東京地方裁判所にLG製PDPの日本内販売差し止めを求める仮処分を申し立てたと、日本経済新聞が2日付で報じた。松下はさらに東京税関にもLG電子製品の輸入差し止めを申し立てた。

松下は「LG電子がPDPから発生する熱を冷ます技術特許2件を無断で使用し、1年前から特許使用料をめぐって交渉を続けてきたが、LG側が使用料の支払い要求に応じなかったため、提訴に踏み切った」と主張した。

▲LG電子「松下と全面対決する」〓LG電子は、松下の動きを受けて即刻、「これまで両社の間で行われてきた『クロスライセンス(Cross License:互いの特許技術を交換して使うこと)』交渉が松下の思う通りにいかなかったため、特許料をさらに受け取るために輸入差し止めを申請した」とし、全面対決する構えだ。

LG電子のハム・スヨン特許センター長(常務)は「交渉の過程で松下は自社の特許価値は高評価し、LGの価値は低評価した。司法機関の手続きを踏まず税関を通じて輸入差し止めを申し立てたのは明らかな不公正行為だ」と話した。

LG電子は、△松下の韓国法人(パナソニック・コリア)を相手取った特許侵害禁止訴訟及び損害賠償請求、△政府に松下製品の輸入停止要請、△全世界にあるLG電子の海外法人で松下を相手取った特許侵害訴訟提起、△世界貿易機関(WTO)への提訴などの措置を取る予定だ。

▲PDP産業の主導権争い〓PDPモジュールは、市場規模が03年23億ドルから07年100億ドルまで拡大すると見込まれる高付加価値産業だ。01年までは日本が世界市場の97%を独占していたが、02年から三星(サムスン)SDI、LG電子など韓国企業が市場に参入し、現在50%までシェアを伸ばしている。

一方、今年初めに起こった富士通と三星SDIのPDP特許訴訟は、互いに保有する技術を交換して使うことにして和解しており、松下とLG電子の紛争も妥協の可能性が残っている。



金斗英  nirvana1@donga.com hanscho@donga.com