「ナクバセン」「トフェイン」「Uターン族」…。
深刻な失業問題に苦しんだ04年に登場した、就職難を反映した新造語だ。
就職ポータルサイトのスカウトは11日、昨年誕生して流行した就職関連表現を集めて発表した。
発表によると、就職準備生が多い大学などでは△ナクバセン(ラクダが針のあなを通過するように、難関を経てやっと就職した学生)△講義ノーマッド族(専攻科目の他にTOEIC、就職講座などをとりまくる学生)△キャンパスダブルライフ族(勉強と起業の二重生活をする学生)などの新造語が登場した。
TOEICをゲーム形式に変えた「全国大学英語ゲーム大会」の人気と共に、「トフェイン(TOEIC廃人)」も登場。また、会員が30万人に及ぶ「就職突破」も誕生した。
この他にも△サークル考試(就職に役に立つ一部のサークルは加入が国家試験のように難しいという意味)△Uターン族(社会生活をしていて途中から学校に戻るケース)△エスカレーター族(編入学を繰り返してキャリアをレベルアップさせていく)△点5倍族(連休時に故郷に帰らず、「0.5倍」追加料金のアルバイトを選択)などが流行った。
職場では、「イテべック」、「サオジョン」、「オリュクド」という新造語が「一般名詞」のように使われた。
新造語の「ミョンチャン族」は退職圧力の中、仕事が減り窓だけ眺めている役員を意味する。「体温退職」は、人の体温36.5度にたとえ、体験定年が36.5歳という意味。退勤時間をしっかり守り、高速昇進を嫌う「ネスティング族」も登場した。
勉強する会社員という「サラデント」(サラリーマン+スチューデント)は、職場で首にならないために努力する厳しい現実を反映している。移動時間などを利用し、携帯電話で英語の勉強をする「モイング族(モバイルイングリッシュ族)」も同じだ。
就職を結婚の前提条件と見たり、または最低の費用で結婚をし、残りのお金で起業をするという表現も登場し、就職の厳しさを感じさせている。
李姃恩 lightee@donga.com