歴史認識を巡る韓国と日本の見解の差を縮めるために2002年3月に立ち上げられた「韓日歴史共同研究委員会」が26日、3年間の活動を終えた。
両国の歴史学者たちで構成された同委員会は同日、日本の東京で第6回全体会議を開き、元従軍慰安婦と独島(トクト、日本名竹島)、日本の歴史教科書歪曲記述など、争点になっている懸案事項を巡って大詰めの意見調整を図ったが、最後まで認識の差を解消できず、報告書に双方の見解を併記することにした。
歴史共同委員会に参加してきたある関係者は、「古代史と中世史では比較的意見の歩み寄りがあったが、近現代史では著しい視点の違いを露にした」と伝えた。
同委員会は01年に発行された扶桑社教科書の歴史歪曲が韓日間の外交問題に飛び火したことをきっかけに、02年3月に立ち上げ、古代史から近現代史に至るまで19の主題を巡って討議を重ねてきた。
委員会の報告書は、両国政府当局者が参加する「韓日歴史共同推進計画合同委員会」に提出された後、5月頃に発表される。
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