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ソウル大学調査委が黄禹錫・盧聖一氏を調査

ソウル大学調査委が黄禹錫・盧聖一氏を調査

Posted December. 22, 2005 03:03,   

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ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授研究チームの研究成果を検証しているソウル大学調査委員会は21日、05年の『サイエンス』誌の論文の共同著者であるミズメディ病院の盧聖一(ノ・ソンイル)理事長、ソウル大学医学部の文信容(ムン・シンヨン)教授、さらにMBC放送『PD手帳』取材チームの韓鶴洙(ハン・ハクス)プロデューサーを調査した。

調査委は盧理事長に対して、「ES細胞入れ替え」論議や、卵子提供の時期と経緯などについて問い詰めた。また、黄教授と盧理事長の話を照らし合わせて調査を行なったという。

調査委は20日、漢陽(ハンヤン)大学医学部の尹賢洙(ユン・ヒョンス)教授を4時間にわたって調査するなど、重要関係者を調査したことで、ES細胞の存在の如何や研究論文の真偽などの輪郭を把握したもようだ。

調査委は、黄教授チームが培養中のES細胞の試料採取を終え次第、3ヵ所の外部の専門機関にDNA分析を依頼することを決めた。

調査委は、「05年に、DNA分析を行なった国立科学捜査研究所の全羅南道長城郡(チョンラナムド・チャンソングン)西部分所の担当者に面談を要請したほか、漢陽大学に関連教授たちとの面談の斡旋を要請した」ことを明らかにした。黄教授は同日も、午前9時45分頃に獣医学部に到着し、調査を受けた。調査委は、中間調査の発表時間を22日午前11時から23日午前11時に、一日延期した。

これと関連して、『ネイチャー』や『サイエンス』などの外国学術誌が、学術誌に掲載された黄教授チームのすべての論文に対する検証に着手したことが21日、確認された。

『ネイチャー』は先週、ソウル大学獣医学部の李柄千(イ・ビョンチョン)教授に、クローン犬スナッピーのミトコンドリアDNAと親犬のミトコンドリアDNAを、ソウル大学調査委の確認を受けて、送付することを要請した。

これに対して、スナッピー研究に参加したソウル大学の金ミンギュ博士は、「いくらでも送って、確認を受ける。自信がある」と話した。

黄教授チームは6月頃、論文の共同著者である米ピッツバーグ大学のジェラルド・シャッテン教授が、スナッピーのミトコンドリアDNA資料を要請したが、送らなかった。

また、『サイエンス』誌は、黄教授が、世界で初めてヒトクローンES細胞を作ったと明らかにした04年の論文の真偽を調査していると、20日に公式発表した。

一方、ピッツバーグ大学側は、「シャッテン教授が今年9月に、黄教授チームに研究費などの名目で20万ドルを要求したが、実際には支給されなかった」ことを明らかにした。



mint4a@donga.com weappon@donga.com