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不良叱った格闘技館長、ネットで同情世論拡散

不良叱った格闘技館長、ネットで同情世論拡散

Posted April. 22, 2006 03:18,   

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本紙が17日付で報じた「格闘技体育館館長暴行事件」がインターネットで話題になっている。

ソウル市永登浦区堂山洞(ヨンドュンポグ・タンサンドン)でキックボクシング体育館を運営する李某氏(46)は15日、家の近所で制服姿の高校生5人がたばこを吸っているのをみて叱ると、その中の一人が反対に抗議してきた。李氏は彼の脚を蹴り、拳で顔を殴った。

この事件が報道されると、インターネット・ポータルサイトには数千の意見が載せられ、恩平(ウンピョン)警察署のホームページには善処を訴える書き込みが40件あまりも載せられた。

一部インターネットユーザーは館長に、「堂山兄貴」というあだ名までつけた。

大半の人々は、「学生のための訓戒だから処罰してはいけない」と主張した。「ジニイ」のIDを使うネットユーザーは、「こんなことで処罰したら、大人たちは今後、学生たちの非行に関心を持たなくなるだろう」と憂慮した。理由は何でされ、暴行は正当化できないという意見もあったが、少数だった。

李勳求(イ・フング)延世(ヨンセ)大心理学科教授は、「インターネットユーザーたちの爆発的な反応は、一種の代理満足だ。新世代が既成世代の権威を認定しないでいることに対する不満を表わしたのだ」と述べた。

暴行事件を起こした李氏は、「彼らが気になって忠告しようとしただけなのに、学生たちの行儀が悪く、大事を引き起こしてしまった」と述べた。

その反面、被害を被った学生の父母は、「正式に謝罪しなければ、合意できない」との立場だ。

波紋が拡散すると、恩平警察署は20日、公知事項に、「被害者の生徒も過まった行為であったが、暴行は正当化できない」という文を載せた。

警察関係者は、「世論が沸き返っていて心配だ。被害者の生徒の父母が、鼓膜が破裂したという診断書を出したため、来週初めにも起訴意見をつけて検察に送検する予定」と述べた。



peacechaos@donga.com