ソウル中央地検の公安第1部(部長=宋讃鎏)は19日、祖国統一汎民族連合(汎民連)のソウル市連合副議長であるウ某(77)氏を国家保安法上の称賛鼓舞及び会合通信法違反の疑いで逮捕、起訴した。
検察によると、ウ氏には先月15日午後9時15分ごろ、光州(クァンジュ)の朝鮮(チョソン)大で北朝鮮政権に対する忠誠誓約など、A4用紙109ページにわたる分量の文書が盛り込まれたフロッピーディスク1枚を「党(朝鮮労働党)に伝えてほしい」とし、北朝鮮側の民間人代表・金某(49)氏に渡した容疑がもたれている。
ウ氏にはまた、『金正日(キム・ジョンイル)将軍の祖国統一論研究』、『金日成(キム・イルソン)将軍の先軍政治』、『金日成同志の革命思想』などの書籍とテープ、文書など利敵内容を盛り込んだものを自宅に保管していた容疑ももたれている。
調査の結果、ウ氏は△成長過程、△労働党への入党、△韓国へ派遣される工作員に選抜された経緯——など北朝鮮での活動と韓国での利敵活動の内容を詳細にディスクに記載していたことが分かった。
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