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徐薫国情院次長も問題の北朝鮮要員と秘密接触

徐薫国情院次長も問題の北朝鮮要員と秘密接触

Posted April. 02, 2007 08:05,   

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国家情報院(国情院)で対北朝鮮の戦略企画と情報を総括している徐薫(ソ・フン)第3次長(53)が昨年11月19〜23日、中国の丹東を訪問して李ホナム北朝鮮民族経済協力連合会参事(54)と接触したことが確認された。李参事は、徐次長に会う前の昨年10月20日、北京で盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の側近の安熙正(アン・ヒジョン)氏や与党ヨルリン・ウリ党の李華泳(イ・ファヨン)議員らと秘密裏に接触し、「首脳会談」に向けた特使交換の方法などについて話し合った。

李華泳議員は最近、本紙記者の「国情院は秘密裏に接触することに否定的ではなかったか」という質問に対して、「そのとおりだ。徐次長が丹東で李ホナムと会ったこともある」と明らかにした。

当時、国情院の対北朝鮮戦略局長だった徐次長は、秘密ラインを通じて北朝鮮との接触が行われる状況下で、対北朝鮮の公式ラインを復元するために李参事と接触したものと見られる。

安氏の北京接触などを企画した対北朝鮮事業家の権五弘(クォン・オホン)氏が作成した備忘録にも、「11月21日、ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで李華泳議員と会った時、李議員が李鎬迵(イ・ホチョル)大統領国政状況室長に電話をして、『徐薫次長は帰ってきましたか』『今日も帰っていないのなら、いつ帰ると言っていますか』と聞いた」というくだりがある。

備忘録にはまた、李参事の伝言だとして、「S(徐薫次長)が帰ってきた時、『話すことも聞くこともないから、ホテル代を節約したければ早く帰った方がいい』と話した」と明らかにし、徐次長と李参事の接触がこれといった成果なしに終わったと書いてある。

これまで、国情院側は安氏と李参事の接触に一切関わらなかったと主張してきた。当時、国情院長だった金昇圭(キム・スンギュ)氏も最近、「いかなる報告も受けていないし、知っていることもない」と述べた。

一方、徐次長は国情院の広報管理官を通じて、「あり得ないことだ。会ったことがない」と事実関係を否定した。



taewon_ha@donga.com carrot@donga.com