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ネットユーザーたちが北朝鮮のベールをはぐ

ネットユーザーたちが北朝鮮のベールをはぐ

Posted May. 23, 2009 09:46,   

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金正日(キム・ジョンイル)総書記の別荘にあるプールとウォータースライド、山の中に隠されている秘密空軍基地の滑走路、ロケット発射台や核施設、政治犯収容所まで…。

北朝鮮の秘密の内情がオンラインの衛星写真サービスである「グーグル・アース」で、武装した民間スパイたちによって暴き出されている。

ウォールストリート・ジャーナルは22日付で、「世界で最も閉鎖的な国家である北朝鮮が、多くのネットユーザーが参加し、情報を共有する『ウィキペディア』方式のインターネットのパワーによって挑戦を受けている」と紹介した。

主人公は、米国のジョージメイソン大学博士課程のカーチス・メルヴィン氏。00年代初め、北朝鮮をグループツアーで2度訪問した彼は、2年前から北朝鮮の主要秘密施設をオンラインマップで表示するプロジェクトを始めた。

メルヴィン氏は、北朝鮮当局が公開した写真や記事、脱北者らの証言をもとに位置情報を把握し、グーグル・アースでキャプチャーした実際の写真を添付する方式で北朝鮮の地図を作成した。全世界から多くの人々が、自分が知っている北朝鮮の位置情報や写真をメルヴィン氏に提供した。

メルヴィン氏が作った「ベールをはがされた北朝鮮」(www.nkeconwatch.com)は、これまで3万5000人以上がダウンロードし、約10の北朝鮮関連ウェブサイトと情報を共有している。同サイトには、北朝鮮にある核施設だけでなく全国にある1200のダム、47のレストランの位置情報も含まれている。

ロシア出身の歴史学者アンドレイ・ランコフ教授(国民大学)は、平壌(ピョンヤン)市場など北朝鮮の主要市場の位置情報を提供した。ワシントンで弁護士をしているジョシュア・スタントン氏が追跡した北朝鮮「16号政治犯収容所」の衛星写真は、共和党のサム・ブラウンベック上院議員(カンザス州が)が、米議会で北朝鮮人権について発言するさいに引用した。



raphy@donga.com