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「大きな過ちだった」警察官が後悔の涙

Posted April. 10, 2012 08:55,   

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「A氏が被害を受けた場面が目の前に浮び、忘れられません。とても苦しいです」

水原(スウォン)20代女性殺害事件の捜査を担当した京畿道(キョンギド)水原中部警察署所属のある幹部は9日、記者に苦しい心境を打ち明けた。彼は、話しの間ずっと沈痛な表情だった。そして、「112番通報の内容を聞き、恐怖に震えたA氏の声に本当に驚いた。A氏が被害を受けた場面が度々目の前に浮かぶ。本当に大きな過ちをした」と後悔した。

別の警察官も同様の心境だった。特に、事件発生当時、現場に出動した警察官は、A氏と遺族に謝罪の気持ちを明らかにした。B警衛は、「現場を見て涙が出た。もう少し早く発見していれば…とても残念だ」と悔しがった。C警士は複雑な表情を浮かべ、「これはすべて我々のすべき仕事だったのだはないか。亡くなった方に比べれば、私たちのことなど…」と話を続けることができなかった。

指令電波システムの問題点を指摘する意見もあった。凶悪犯罪チームのD巡査は、「最近、誘拐関連のボイスフィッシングが多く、拉致の通報が入った場合、必ず家を訪ねることにしている」とし、「(凶悪犯罪と判断する)感覚が鈍っているようだ」と話した。D巡査は、「以前は警察署から指令したが、いつからか警察庁に指令センターができ、混乱が生じたようだ」と指摘した。

一部の警察官は、現場捜査の困難を吐露した。E巡査は、「プライバシー保護などの問題のため、夜間に家に入ることが容易ではない」とし、「敏感な問題が多く関連していて、大胆な行動が難しい」と打ち明けた。別の警察署の刑事も同様の問題を指摘した。ソウル銅雀(トンジャク)警察署の某チーム長は、「マンションのような場所は、私服を着て昼間に行けば、身分証を見せても信じてもらえないのが大半だ。ひどい場合は112番にまた通報され、地区隊(派出所に相当)からパトカーが出動してやっと本当の警察官であることが分かってもらえる」と話した。



starsky@donga.com bibulus@donga.com