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羅老号打ち上げ延期、原因は連結ポートの不良

羅老号打ち上げ延期、原因は連結ポートの不良

Posted November. 06, 2012 07:24,   

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先月26日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」の3次打ち上げが中断された原因は、当初原因とされていた1段ロケットのゴム部品(Oリング)の不良ではなく、連結ポート(アダプターブロック)のためであることが分かった。

教育科学技術部(教科部)のノ・キョンウォン戦略技術開発官は5日、ソウル鐘路区(チョンログ)の政府中央庁舎でブリーフィングを行い、「連結ポートの中央にロックとして使う棒に微細な欠陥が発生したため、連結が緩くなってロケットと連結ポートの間に隙間ができた」とし、「その結果、連結ポートの中にあったOリングが高圧に耐え切れずに破損したと結論づけた」と話した。

直径と高さがそれぞれ40センチで円筒形の連結ポートは、ロケット下段の注入口と地上の燃料およびヘリウムガスの供給装置がかみ合う部分だ。離陸準備過程ではロケットと密着して燃料とヘリウムガスを供給し、離陸直前にロックが外されてロケットから分離するように設計されている。

ノ開発官は、「ロシアで新しいアダプターブロックを国内へ持ち込んでユニットごと交替した後、テストを終えてから発射準備に入る計画だ」と話した。

具体的な打ち上げ時期はまだ決まっていない。教科部と韓国航空宇宙研究院は羅老号の修理過程を見守った上、打ち上げ日を決める方針だ。ノ開発官は、「打ち上げ予備日に決めた24日のうちには打ち上げられると見ている」と話した。

羅老号の打ち上げ中断原因が明確に明らかにされる前に打ち上げ予備日から性急に決めたのではないかという一部の指摘に対し、教科部側は、「アダプターブロックは1段エンジンのようにロケットの推力を左右する中核部品ではなく、ロシアから部品を持ち込んで交替する状況まで想定して、打ち上げ予備日をアバウトに決めた」と説明した。



uneasy75@donga.com