「清純女神」のハン・ジミン(32)がざっくばらん過ぎて汚いとしたら?9日封切られる「プラン・マン」は、秒単位で計画を立てて生きる男、ジョンソク(チョン・ジェヨン扮)の話だ。ハン・ジミンはジョンソクと正反対の性格を持つインディーズ歌手に扮する。だぶだぶのシャツにお酒を飲みながら牛のホルモン焼きを食べるハン・ジミンが、一部の女子観客は気に入らないかも知れない。きれいなくせ(?)に、癒しのイメージ(!)まで狙うなんて。
「私、猫かぶりです。そんなに清純に暮していません」
2日、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで会ったハン・ジミンが子犬のように笑う。連続ドラマに出る末娘のような親しみが感じられる。実際、彼女はお婆さんと一緒にテレビを見るのが好きな末娘だ。
—今度の役は従来のイメージとはずいぶん違う。実際の性格は。
「よくこぼしたものを拾って食べる。牛のホルモン焼きも好きだ」
—化粧品のコマーシャルの心配はしていないか。
「そのような心配はなかった。キャラクターの選択が限られていて、俳優としてマイナスだ」
—「朝鮮名探偵」以後、3年ぶりの映画だ。「プラン・マン」のどこが気にいったか。
「キャラクターが面白かった。私ぐらいの年齢でできる興味深い女子キャラクターがあまりない。チョン・ジェヨン先輩が主人公だと聞いて、決心を固めた。実は、先輩が演技した役の中で、『苔』の里長のような怖い役の記憶が強かったが、あまりにも違っていた。普段は伸びた運動服にスリッパを履き、スタッフとアジュンマ(既婚の女性を俗にいう語)のようにおしゃべりする。ただ、作品の話をする時は『苔』の目付きがかえってくる」
—映画で歌もなかなか上手で驚いた。
「録音技術がいい。ギターとウクレレを習い、ボイス・トレーニングも受けたが、発声練習をしていたところ喉頭炎になった。幸い、歌を作ったUVのミュージさんがよくプロデュースしてくれた」
—好きな場面は?
「プラン・マンと牛のホルモン焼き店でお酒を飲むシーン。本当に焼酎2本を飲んで撮影した」
—計画的な方なのか。そろそろ結婚する時じゃないか。
「計画無しに生きてひさしい。結婚は27歳ごろして、4人以上の子どもを産みたかったが、もう遅い。姉を見たら、子ども1人でも大変そうだ」
—新年の願いは?
「周りの人がみんな元気でいてほしい。平安が一番だ」