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「性的少数者の権利」対「子供の目に触れさせたくない」

「性的少数者の権利」対「子供の目に触れさせたくない」

Posted May. 30, 2014 08:48,   

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「性的少数者らの権利だ!」対「子供らが目にするのではないか、気になる!」

00年、最初に始まり、今年で15回を迎えている国内性的少数者らの最大祭り「クィア文化フェスティバル(Korea Queer Culture Festival)」の開催を巡り、議論が起きている。来月7日、ソウル西大門区新村(ソデムング・シンチョン)の延世路(ヨンセロ)で、祭りの開始を知らせるパレードが行われる予定だったが、西大門区が場所使用許可を、27日、取り消したからだ。クィアフェスティバルは、「性的少数者への一般人らの理解を図り、国内の性的少数者らの誇りを高めることを趣旨に続けてきた行事。

延世路管轄区役所の西大門区側は、「旅客船セウォル号沈没事故による国家的追悼の空気に参加するため、やむを得ず、屋外行事の承認を取り消したに過ぎない」と、取り消しの事由を明らかにした。しかし、クィアフェスティバル組織委員会のインディ(活動名)事務局長は、「先週、区役所に(クィア関連行事について)抗議する人たちが多いと聞いたが、そのため、取り消されたらしい」と主張した。

実際、ソウル市と西大門区には、「絶対、場所使用承認をしてはならない」という抗議電話が殺到したという。ふたつの機関のホームページにも、「非倫理的な上、青少年や子供の教育に害を与える内容を盛り込んでおり、行事自体の開催を抑えるべきだ」という抗議の書き込みが掲載されている。

昨年6月、ソウル麻浦区(マポグ)・弘益大(ホンイクデ)周辺で行われたフェスティバルには、過去最大人数の1万人あまりが参加し、話題となった。当時、麻浦区も同様に、場所使用に対する承認を別途に行わなかったが、行事はそのまま行われた。麻浦区の関係者は、「行事後も、『なぜ、区役所で食い止めなかったか』という内容の抗議が多かった」とし、「住民の反応も考慮しなければならず、関連行事の承認要請が入れば、許可するのは容易ではない」と伝えた。

これに先立って、3月末には、大邱(テグ)で、クィアフェスティバルの場所使用を巡り、大邱施設管理公団が、「少数のための特別行事に、公共施設物を使わせるわけにはいかない」として許可しなかったにもかかわらず、該当組織委が、「性的少数者への差別」と主張し、大邱市に公開質疑書を送り、使用許可を手にしたこともあった。

このような議論にも関わらず、主催側は予定通り、新村の延世路で、パレードを行う方針だ。組織委の関係者は、「区役所に要請したのは、土曜日の交通統制の始まる前の午後2時前までだけ、車やほかの行事を統制してほしいということだった。しかし、区役所の支援なしに、新村商店街繁栄会側との協議が終わっており、時間だけ午後2時に変更し、予定通り進める予定だ」と説明した。主催側は今年、2万人あまりが行事に参加するだろうと見込んだ。