プロ野球新生チームのＫＴ、悪条件の中ＦＡ選手の獲得に成功するか

端末機流通構造改善法（端通法）により、ＫＴはプロ野球フリーエージェント（ＦＡ）市場で厳しい立場に置かれることになった。プロ野球球団は他のチームからＦＡ選手を獲得した場合、補償選手をトレードしたり補償金を払わなければならない。しかし新生チームは十分な「現金」さえあれば、選手をトレードしなくて済む。昨年、初めて１軍に進出したＮＣはこの特別恩恵を活用して、ＳＫからイ・ホジュン（３８）をスカウトし、打線の基盤を作った。

しかし、ＫＴの事情は違う。まずはオーナーがいない企業であるため、「あの選手をスカウトしよう」という大胆な意思決定をするのが容易ではない。さらに、今年４月８３０４人をリストラした状況で、数人の野球選手をスカウトするために１００億ウォン以上をかければ、労働組合が反発するのは目に見えている。端通法施行以降、「通信会社を儲けさせるだけだ」という消費者の非難の声も、準公企業の性格を持つＫＴとしては負担になる。

これについてＫＴのチョ・チャングァン・スカウトチーム長は「新生チームとしてＦＡ選手がほしいのは当然のことだ。着実にスカウト準備を進めている」とし、「２０人外特別指名が優先になるだろう。２４日、各球団から保護選手リストをもらったあと、弱いポジションについてはＦＡと外国人選手を通じて補う計画だ」と述べた。