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南北、韓国戦争の最大激戦地だった「白馬高地」の共同遺骨発掘で一致

南北、韓国戦争の最大激戦地だった「白馬高地」の共同遺骨発掘で一致

Posted September. 08, 2018 07:46,   

Updated September. 08, 2018 07:46

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韓国と北朝鮮が、江原道鉄原郡(カンウォンド・チョルウォングン)鉄原邑大馬里(デマリ)付近の非武装地帯(DMZ)で、共同遺骨発掘を始めることで意見が一致したことが7日、確認された。南北軍当局はb18~20日、平壌(ピョンヤン)で開催される文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の首脳会談の前に将官級会談や実務接触で遺骨発掘試験地域の合意を図るという。南北は来週、会談を開催する。

政府筋によると、南北軍当局は最近、DMZ共同遺骨発掘の初の試験地域に鉄原郡大馬里地域を選定することで意見をまとめた。この地域は、韓国戦争での最も激しい戦闘とされる「白馬(ペクマ)高地戦闘「(1962年10月6~15日)が起こったところだ。

これに先立ち韓国軍は7月末、板門店(パンムンジョム)で行われた将官級会談で、鉄原と楊口(ヤング)、京畿道坡州(キョンギド・パジュ)・漣川(ヨンチョン)地域の韓国戦争激戦地3、4ヵ所を遺骨発掘候補地として北朝鮮に提案した。北朝鮮側もこの地域から3、4ヵ所を候補地として韓国側に提案したという。その後、南北は軍通信線(ファックスなど)を通じて意見調整など協議を経て、白馬高地がある大馬里が最適と結論を下したという。別の消息筋は、「早ければ来週にも南北将官級会談を行い、共同遺骨発掘試験地域を選定して、履行時期など詳しい内容調整に着手する」と話した。計画どおり進めば、南北首脳会談の直後に共同遺骨発掘のためのDMZ内の地雷除去作業も実施されるものとみえる。

さらに、DMZ内の見張り所(GP)の試験撤去と関連して、南北は軍事境界線(MDL)を基準に1キロ以内の双方のGP8~10個を選び、「区域別撤去」だけでなく「一対一撤去」方式で推進することも論議しているという。


尹相虎 ysh1005@donga.com