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主力の海外組不参加の韓国代表、李康仁の活躍に期待

主力の海外組不参加の韓国代表、李康仁の活躍に期待

Posted March. 25, 2021 08:16,   

Updated March. 25, 2021 08:16

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「相手のプレスを交わしてサイドからの素早い攻撃」

2011年にあった札幌での親善試合以来10年ぶりに25日午後7時20分、日本横浜の日産スタジアムで日本と親善試合を行うサッカー韓国代表チームが、単純だが確実な武器を持って決戦に臨む。

代表チームは今回、主力を欠いた状態で日本戦に臨む。攻撃とMF陣では孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)はじめ黄義助(ファン・ウィジョ=FCジロンダン・ボルドー)、黄喜燦(ファン・ヒチャン=RBライプツィヒ)、李在成(イ・ジェソン=ホルシュタイン・キル)、黄仁範(ファン・インボム、ルビン・カザン)、朱世鐘(チュ・セジョン、ガンバ大阪)ら主力が負傷と所属クラブの招集拒否で不参加となった。展開できる攻撃オプションが大幅に減った。中盤でパスの道を開いてくれるユン・ビッカラム(蔚山)もふくらはぎの負傷で代表チームから降りた。

日本はフランスとベルギーでプレーする選手が抜けたが、イングランド、イタリア、ドイツなど欧州組が招集された。日本はホームのメリットまで生かして、持ち味の短いパスでボール支配率を高め、高い位置から韓国に強いプレスをかけると見られる。日本の森保一監督も24日、「親善試合を準備しながら、できるだけ強豪と戦いたかった。韓国戦は我々の成長に大きく役立つだろう」とし、「勝つためには序盤から大胆に相手のボールを奪うプレーが必要だ」と話した。

結局、弱くなった韓国の中央攻撃とMF陣を圧迫してビルドアップ全体を潰すというのが日本の戦略だ。守備から直接前線にボールを送る韓国の単純な攻撃は、イタリア・セリエAで活躍しているCB吉田麻也(サンプドリア)、富安健洋(ボローニャ)が十分カバーできるという自信がある。

韓国が狙えるのは両サイドだ。中央MFで出場する可能性が高い李康仁(イ・ガンイン=バレンシア)とサイドアタッカーたちの役割が大きくなった。李康仁は所属クラブで正確なボールコントロールと共に中盤でのプレスから抜け出して高精度のパスで相手の左右を崩す場面をよく見せてきた。日本戦でも、李康仁を中心にサイドウィングに起用されるナ・サンホ(ソウル)、イ・ドンジュン、キム・インソン(以上蔚山)を通じて、中央攻撃陣にボールがどれだけ頻繁に配られるかによって、試合全体の流れが左右される可能性が高い。スピードを備えたチョン・ウヨン(フライブルク)も交代でサイドに起用される可能性がある。日本も中央守備陣に比べて松原健(横浜)ら国内組が起用されるサイド守備は経験が少ない。

パウロ・ベント監督は、「李康仁とチョン・ウヨンの使い方を構想している。全体的に日本のプレーを予測し、我々が望むサッカーを戦術的に展開したい。日本の弱点をどう攻略するかも準備しておく」と話した。


兪載泳 elegant@donga.com