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イースター社員、代行運転や肉体労働で守った飛行機4機

イースター社員、代行運転や肉体労働で守った飛行機4機

Posted July. 28, 2021 09:00,   

Updated July. 28, 2021 09:00

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「ただ耐えてきただけです。とても苦しかったですが、本当に生きるために堪えました」

やっと新しい投資家を見つけたイースター航空の公式労働者協議体「労働者連帯」のチャン・ムンギ・イースター航空整備本部チーム長は、最近の状況を尋ねられると、このように答えた。チャン・チーム長は、「長いトンネルをくぐると、もっと意欲が湧いてくる。これからは新しい跳躍の準備だけを考えたい」と話した。

イースター航空のある社員は、買収先を探すためのこの1年半を「生きている地獄」と表現した。会社が生き残るか、買収者が現れるかは、誰も断言できなかった。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の影響で航空業界は壊滅的被害を受けた。

社員たちは1年以上給与をもらっていない。しかし、自分と家族を守らなければならなかった。社員らは宅配や配達、代行運転、カフェでのアルバイト、日雇い労働など、手当たり次第に働いた。失業手当を受け取るために仕方なく辞表を出した社員も、私債を調べる過程で涙ぐんだ社員もいた。

生計を立てることさえ精一杯だったが、その中でイースター航空の社員は、残った飛行機4機を守ろうと努力した。チャン・チーム長は「飛行機があってこそ、新しい買収先が我々を必要とするだろうと信じていた。飛行機は守ろうという信念で、社員同士が順番に空港に出て飛行機を点検した」と話した。

イースター航空は一時、航空機を23機を運営していた会社だ。しかし、財務状況が悪化すると、航空機リース会社が、一機ずつ飛行機を回収し始めた。労働者連帯のイ・ジンホ整備本部課長は、「リース社も仕方がないと飛行機を持っていった。一部のリース社がイースター航空の再運航を信じて航空機を持っていかなかった。とてもありがたい」と話した。

航空機は、国土交通部の指針に従って定期点検を受けなければならない。会社には資金がなく、社員らが少しずつ集めて部品を購入したりもした。点検を受ける時、飛行機を回す航空油がなく、精油会社から航空油を借りてきたこともある。

ソウル回生裁判所は先月、(株)ソンジョンをイースター航空の最終買収優先交渉対象者に選んだ。チャン・チーム長は「買収のニュースが報じられた後、リース会社各社から飛行機を使ってほしいという連絡がある。イースター航空が再び離陸する日は、涙が出そうだ」と語った。

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ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com