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米国控訴裁判所判事に初の韓国系女性、ルーシー・コー氏

米国控訴裁判所判事に初の韓国系女性、ルーシー・コー氏

Posted December. 15, 2021 08:40,   

Updated December. 15, 2021 08:40

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韓国系米国人の女性が史上初めて米控訴裁判所(高等裁判所に相当)判事になった。米上院が13日(現地時間)、ルーシー・コー(韓国名コ・ヘラン・53・写真)カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所判事を第9巡回区控訴裁判所判事に賛成50、反対45で承認したと、ロイター通信などが伝えた。韓国系米国人初の控訴裁判事は、ニクソン政権で起用されたハーバート・チェ氏(韓国名チェ・ヨンジョ・1916~2004)。

コー氏は2016年、オバマ政権で第9巡回区控訴裁判事に指名されたが、当時共和党が掌握した上院で承認を受けることができなかった。今年9月にバイデン政権が再び指名し、今回は民主党議員の支持で承認を通過した。第9巡回区控訴裁は、米13の控訴裁の中でカリフォルニア、アリゾナ、ネバタなど西部地域を管轄する。上院で民主党の院内総務を務めるチャック・シューマー氏は、コー氏が控訴裁に不足する多様性を補充すると意味を付与した。

1968年に首都ワシントンで生まれたコー氏は、ハーバード大学で社会学を専攻し、同大学のロースクールを卒業した。2010年、オバマ大統領に初の韓国系連邦地裁判事に任命された。特許や商法の専門家で、14年にサムスンとアップルの特許侵害訴訟の1審を担った。夫でカリフォルニア州最高裁判事のマリアーノ・フロレンティーノ・クエリャル氏(49)との間に2人の子どもがいる。


金民 kimmin@donga.com