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北朝鮮を庇護する中国、韓米日「3国安保」の標的を自ら招くだけだ

北朝鮮を庇護する中国、韓米日「3国安保」の標的を自ら招くだけだ

Posted November. 14, 2022 08:42,   

Updated November. 14, 2022 08:42

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン米大統領、岸田文雄首相は13日、カンボジア・プノンペンで、韓日、韓米、韓米日首脳会談を開き、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対抗した3国の安全保障協力体制を強化することで合意した。また、韓米日の首脳らは、北朝鮮を庇護する中国に対して全方位の圧力が必要という意見で一致した。バイデン氏は14日、中国の習近平国家主席との初の対面首脳会談で、北朝鮮の核問題解決に向けた中国の責任ある役割を注文する予定だ。

13日の連鎖首脳会談は、ますます大胆になる北朝鮮の挑発に対抗した韓米日3ヵ国の安全保障協力の強化と拡大を確認する席だった。3ヵ国の安全保障体制の強化は中国が警戒することだが、これまで北朝鮮の挑発を幇助して庇護した中国は、反論できない立場に追い込まれている。北朝鮮の7回目の核実験まで差し迫り、中国は3ヵ国安全保障協力体制が自分たちを狙うことを心配する状況になった。

米国は、北朝鮮だけでなく中国に対する軍事的牽制を強める意向も明らかにしている。米中首脳会談を控え、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「北朝鮮が(挑発を)続ければ、域内の米国の軍事・安全保障のプレゼンスを強化するほかない」と述べた。3ヵ国安全保障協力は、「北朝鮮という共通の脅威だけでなく、域内の平和・安定を強化するための能力まで含める」と強調した。北東アジアの米軍のプレゼンスや兵器の配備・展開など軍事力をさらに強め、北朝鮮の核の脅威を越え、その背後勢力、中国の軍事力まで封鎖するという明確な警告だ。

韓国政府も、中国に期待をかけることを止め、米国、日本の中国牽制共同戦線に徐々に合流するムードだ。今回のASEAN首脳会議で、尹氏は米国と歩調を合わせ、「力による現状の変更は容認しない」、「南太平洋の航行の自由」など間接的に中国への対抗意思を明らかにした。北朝鮮の高強度の挑発は、中国との外交的緊張の懸念も韓日間の過去問題や韓米間の貿易差別問題も後方に追いやり、韓国の対米接近をもたらした。

中国は、北朝鮮に対する影響力に限界があると強弁する。しかし、北朝鮮が新冷戦の気流の中で北東アジアをその最前線にしようとする冒険主義的挑発に躊躇しないのは、悪行に対する処罰どころか防波堤の役割を果たした中国の責任が大きい。中国は、今からでも行動で「非核化に向けた建設的役割」が口先だけでないことを証明しなければならない。