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LG化学、米抗がん新薬企業「アベオ」買収を終了

LG化学、米抗がん新薬企業「アベオ」買収を終了

Posted January. 20, 2023 08:26,   

Updated January. 20, 2023 08:26

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LG化学は、5億7100万ドル(約7072億ウォン)を投資した米国の抗がん剤開発会社「アベオファーマシューティカルズ」の買収を成功裏に終えたと、19日明らかにした。

アベオは、米国の現地で臨床開発から許可、営業、マーケティングまで抗がん関連の専門力量を備えた会社だ。2021年に米国食品医薬品局(FDA)から許可を受けた腎臓癌治療剤「FOTIVDA」で有名だ。新薬発売から2年目の昨年、売上が1300億ウォンを記録した。今年はこれより60%成長した2100億ウォンを達成するものと、会社では見込んでいる。

アベオは、FOTIVDAの活用先を広げるための追加臨床をはじめ、頭頸部がんなどの後続抗がん剤の開発に集中している。

LG化学は、世界最大の抗がん市場である米国で競争力をつけて、グローバル抗がん製薬会社に成長すると強調した。初期研究や生産工程の開発に強みを持つ生命科学事業本部が抗がん物質の発掘と初期臨床などを担当し、米国現地でのノウハウを蓄積したアベオを通じて後期臨床開発および商業化を推進するという戦略だ。

LG化学はこのため、今年から2027年までバイオ事業の研究開発(R&D)に計2兆ウォンを投資し、2030年までに抗がん・代謝疾患分野で4つ以上の新薬を米国などのグローバル市場で発売する計画だ。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com