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政府、「6・10民主抗争記念式」に初めて不参加

政府、「6・10民主抗争記念式」に初めて不参加

Posted June. 10, 2023 08:47,   

Updated June. 10, 2023 08:47

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行政安全部(行安部)が6・10民主抗争記念式を主催しないことを決めた。記念式を主幹する傘下機関が大統領退陣を主張する団体を後援したという理由からだ。

行安部は9日、ソウル明洞(ミョンドン)大聖堂で10日午前に開かれる第36回6・10民主抗争記念式を主催しないことを決めたと明らかにした。6・10民主抗争が2007年に国家記念日に制定されて以降、記念式は行安部の主催、行安部傘下の公共機関である民主化運動記念事業会の主幹で開催されてきた。今年の記念式では、弾劾審判を受けている李祥敏(イ・サンミン)長官の職務を代行する韓唱燮(ハン・チャンソプ)次官が式辞を述べる予定だった。

このような決定には、記念事業会が「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領退陣」をスローガンに掲げた記念式後援団体に名を連ねたことが影響した。「第32回民族民主烈士・犠牲者汎国民追悼委員会」が8日に出した新聞広告に政権退陣の文言が含まれていたためだ。

行政安全部関係者は、「行安部傘下の公共機関が政府に対する政治的攻撃を繰り返す市民団体を後援することは容認できない」と話した。行安部は来週から記念事業会の運営事項と実態を全般的に点検する特別監査も行う方針だ。

これに対し、記念事業会は前日(8日)、説明資料で、「当該団体が協議なく大統領退陣要求などの政治的な内容を含んだ」とし、「(団体に)公募選定の取り消しを通知し、支援金も執行しない」と明らかにした。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com