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金泰佑・元江西区庁長が恩赦対象に、補欠選挙の再出馬説浮上

金泰佑・元江西区庁長が恩赦対象に、補欠選挙の再出馬説浮上

Posted August. 11, 2023 08:21,   

Updated August. 11, 2023 08:21

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金泰佑(キム・テウ)元ソウル市江西区(カンソク)庁長(写真)が8月15日の「光復節」の恩赦の対象になり、10月の江西区庁長補欠選挙の再出馬説が浮上している。当初、与党では、「帰責事由がある場合、公認しないという党規を守らなければならない」というムードだったが、金氏が有罪確定判決から3ヵ月で恩赦になり、再出馬説が浮上している。これに対し、金氏は、「まだ申し上げることはない」と話した。

与党「国民の力」の姜旻局(カン・ミングク)首席報道担当は10日、記者団に、金氏の恩赦に関する質問に、「全国に226の基礎自治体があるが、金氏について特に言及する理由もない。恩赦についても全く議論したことはない」と話した。与党執行部の関係者は、「金氏の再出馬について悩む段階ではない」とし、「江西区庁長補欠選挙の公認の有無から決めなければならない」と話した。

与党執行部はまだ「無公認原則」に重きを置いているようだ。来年の総選挙の前哨戦となる補欠選挙に、帰責事由にもかかわらず候補者を出して敗北すれば、執行部が責任を問われる可能性を念頭に置いたとみられる。さらに、江西区が伝統的に「野党『共に民主党』の票田」ということも負担だ。執行部の関係者は、「金氏を再出馬させると、野党に攻撃の口実を与えることになる」と話した。

党内部では、金氏が文在寅(ムン・ジェイン)政権で大統領府の特別監察チームの不正疑惑を暴露し有罪が確定したため、再出馬の大義名分は十分だという主張も少なくない。特別恩赦に、金氏の公務上の秘密漏えいは「公益通報」というメッセージが込められているということだ。一部では、金氏が無所属で出馬して当選した後、与党に入党する可能性もあるという見方もある。

金氏は、恩赦と再出馬説に関する質問に、「まだ恩赦が確定していないので、申し上げることはない」とメールで答えた。恩赦対象者は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の裁可と閣議の決定を経て確定される。

民主党は、金氏が光復節特別恩赦の対象に含まれたことについて、「法治主義のじゅう躙」「反憲法的な行動」と批判した。同党の李素永(イ・ソヨン)院内報道担当は、党政策調整会議の後、記者団に、「(金氏の恩赦は)司法の決定を軽視するもの」と述べた。また、金氏の補選出馬説に関連し、「歴史上、前例のない恥ずべき記録になるだろう」と話した。


チョ・グォンヒョン記者 キム・ジヒョン記者 buzz@donga.com · jhk85@donga.com