政府は、SKグループの崔再源(チェ・ジェウォン)首席副会長やLIGの具本尚(ク・ボンサン)会長、金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長、金寬鎮(キム・グァンジン)元国防部長官など、起業家や元高官、政治家が含まれた旧正月の特別恩赦を発表した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の4度目の特別恩赦となる。少額延滞歴のある298万人に対する信用回復案も含まれている。
政府は6日、尹大統領主宰で閣議を開き、980人を7日付で恩赦・復権・減刑が含まれた特別恩赦案を議決した。沈雨廷(シム・ウジョン)法務部次官(長官権限代行)は議決直後の記者ブリーフィングで、「今回の恩赦を通じ、頑丈な国民生活経済を土台に国家経済の全般に活力を向上させ、政治イデオロギーにともなう対立を一段落させ、国民統合の契機を作ることを期待する」と述べた。
今回の恩赦には、系列会社の資金横領の罪で実刑判決を受けた崔副社長と、粉飾会計および詐欺性手形の発行関与の罪で実刑を言い渡されたク会長の復権がそれぞれ決定された。
朴槿恵(パク・グンへ)政権の「文化界ブラックリスト」事件で起訴され、最近再上告をあきらめて懲役2年が確定した金淇春氏と軍サイバー司令部にコメント工作を指示した罪で昨年懲役2年が確定した金寛鎮氏、「セウォル号遺族への査察」などの罪で起訴されたキム・デヨル元国軍機務司令部参謀長など、元高官8人もリストに名を連ねた。不法政治資金の罪で懲役7年が確定した李愚鉉(イ・ウヒョン)元セヌリ党議員、不法政治資金の罪で懲役刑の執行猶予が確定した沈基俊(シム・ギジュン)元「共に民主党」議員など政治家7人もリストに含まれた。
パク・ジョンミン記者 ホ・ドンジュン記者 blick@donga.com