北朝鮮が今年5度目の巡航ミサイル発射、2ヵ月足らずで昨年6回発射に迫る
Posted February. 15, 2024 08:40,
Updated February. 15, 2024 08:40
北朝鮮が今年5度目の巡航ミサイル発射、2ヵ月足らずで昨年6回発射に迫る.
February. 15, 2024 08:40.
by 尹相虎 ysh1005@donga.com.
北朝鮮は14日午前9時頃、元山(ウォンサン)の北東方向の海上に巡航ミサイル数発を発射した。北朝鮮が巡航ミサイルを発射したのは、2日の西海(ソへ・黄海)上の発射以来12日ぶり、今年に入って5回目だ。今年に入って2ヵ月も経たないうちに、昨年の巡航ミサイルの発射回数(6回)に迫る連続挑発を行ったのだ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の父親である金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(16日・光明星節)を控えて挑発を行い、韓国に対する武力示威に出たと、韓国軍は見ている。軍によると、元山内陸の移動式発射台(TEL)から発射されたミサイルは、1時間以上楕円軌道を飛翔した後、目標の島に落下したという。軍消息筋は、「従来のファサル2や弾頭部を拡張した改良型を撃ったものと推定される」と伝えた。先月28日、東海(トンへ・日本海)の新浦(シンポ)沖で発射実験した新型機種(プルファサル3-31)を再び発射した可能性もある。北朝鮮が年初から巡航ミサイルの連続発射に乗り出したのは異例のこと。軍当局者は、「様々な機種の巡航ミサイルの量産配備に先立ち、飛行体系の安定性と攻撃の精度を最終点検する意図とみられる」と話した。韓国軍の巡航ミサイルの捕捉能力を試す狙いも排除できない。巡航ミサイルは、弾道ミサイル(音速の5、6倍以上)より速度は遅いが、少なくとも数十メートルの高度で飛翔経路を変えることができる。そのため、レーダーなどが探知できない「探知死角」が生じ、最終弾着までの追跡と迎撃が容易ではない。一部では、多量の弾薬と短距離弾道ミサイル(SRBM)をロシアに提供した北朝鮮が、巡航ミサイルまで売るために「ショーケース」の発射実験をしたという観測も流れている。近く巡航ミサイルの命中の様子を公開し、ウクライナ戦で弾薬とミサイル不足に苦しむロシアの購買意欲を刺激する狙いがあるということだ。
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北朝鮮は14日午前9時頃、元山(ウォンサン)の北東方向の海上に巡航ミサイル数発を発射した。北朝鮮が巡航ミサイルを発射したのは、2日の西海(ソへ・黄海)上の発射以来12日ぶり、今年に入って5回目だ。今年に入って2ヵ月も経たないうちに、昨年の巡航ミサイルの発射回数(6回)に迫る連続挑発を行ったのだ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の父親である金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(16日・光明星節)を控えて挑発を行い、韓国に対する武力示威に出たと、韓国軍は見ている。
軍によると、元山内陸の移動式発射台(TEL)から発射されたミサイルは、1時間以上楕円軌道を飛翔した後、目標の島に落下したという。軍消息筋は、「従来のファサル2や弾頭部を拡張した改良型を撃ったものと推定される」と伝えた。先月28日、東海(トンへ・日本海)の新浦(シンポ)沖で発射実験した新型機種(プルファサル3-31)を再び発射した可能性もある。
北朝鮮が年初から巡航ミサイルの連続発射に乗り出したのは異例のこと。軍当局者は、「様々な機種の巡航ミサイルの量産配備に先立ち、飛行体系の安定性と攻撃の精度を最終点検する意図とみられる」と話した。韓国軍の巡航ミサイルの捕捉能力を試す狙いも排除できない。巡航ミサイルは、弾道ミサイル(音速の5、6倍以上)より速度は遅いが、少なくとも数十メートルの高度で飛翔経路を変えることができる。そのため、レーダーなどが探知できない「探知死角」が生じ、最終弾着までの追跡と迎撃が容易ではない。
一部では、多量の弾薬と短距離弾道ミサイル(SRBM)をロシアに提供した北朝鮮が、巡航ミサイルまで売るために「ショーケース」の発射実験をしたという観測も流れている。近く巡航ミサイルの命中の様子を公開し、ウクライナ戦で弾薬とミサイル不足に苦しむロシアの購買意欲を刺激する狙いがあるということだ。
尹相虎 ysh1005@donga.com
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