養育費を払わない「悪い親」２６８人、リスト公開などの制裁

離婚後、子供を育てる養育権者に長期間養育費を支給しなかった２６８人に対し、名簿公開や運転免許停止、出国禁止などの制裁措置が決定された。

女性家族部は最近、第３４、第３５回養育費履行審議委員会を開き、養育費債務の不履行者１１人に対して名簿公開の処分を決めたと、１８日明らかにした。７９人には運転免許停止の処分を、１７８人には出国禁止処分を決めた。女性家族部は以後、彼らに意見陳述の機会を与え、妥当な理由なしに養育費支給協議に応じなければ、制裁措置を下すことになる。今回の制裁対象者のうち、最高債務額は２億７４００万ウォンだ。

昨年末まで制裁対象になった５４４人のうち、１４２人（２６．１％）が養育費債務の一部または全部を支給した。ただ、養育費を一部だけ支給した時は、制裁措置が解除されない。

女性家族部の関係者は、「制裁措置が効果を出し、養育費支給義務がある対象の中で養育費を支給する割合は、２０２１年の３８．３％から２０２３年は４２．８％に次第に高まっている」と説明した。また「関連法の改正により、９月２７日から拘置所や留置場に閉じ込める監置命令を受けずに、裁判所で養育費支給履行命令のみ受けた場合も制裁措置を下すことができるようになるが、これを通じて制裁決定までにかかる期間が最大１年ほど減るだろう」と見込んだ。


ヨ・グンホ記者 yeoroot@donga.com