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北朝鮮、「北南関係」ではなく「朝韓関係」表現を初めて使用

北朝鮮、「北南関係」ではなく「朝韓関係」表現を初めて使用

Posted May. 18, 2024 08:51,   

Updated May. 18, 2024 08:51

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北朝鮮が、南北関係のことを、従来の「北南関係」ではなく「朝韓関係」と呼んだ。16日、国営メディアを通じて発表した談話で、「朝韓関係は元に戻れなくなっている」とし、この表現を初めて使用した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は昨年末、全員会議で、「北南関係はもはや同族関係、同質関係ではなく、敵対的な2国家関係」と発言したことがある。正恩氏が対南関係から事実上の断絶を宣言した中、北朝鮮は今や北南関係に対する表現まで朝韓関係とし、完全に線を引いたとみられる。北朝鮮は、米国、中国などとの関係を語る際にも「朝米、朝中」などの表現を使ってきた。政府消息筋は、「韓国を同胞国家ではなく、戦争中の交戦国以上には見ないという意味」と解釈した。

このような中、正恩氏の妹である金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長(写真)は17日、国営メディアの談話で、「最近、私たちが公開した放射砲やミサイルなどの戦術兵器は、ただ一つの使命のために作られたものだ」とし、「ソウルが無駄な考えをしないようにするために使われることになる」と主張した。「敵対勢力が私たちが生産する兵器体系が『対ロシア輸出用』という戯言で世論を混乱させている」とし、このように明らかにしたのだ。最近、北朝鮮が相次いで兵器体系を公開する中、このような行動がロシアへの兵器輸出を念頭に置いた一種の「ショーケース」ではないかという見方が提起されたことを受け、反論したものとみられる。


申晋宇 niceshin@donga.com