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中国研究陣「コロナウイルス、血液や大便からも検出」

中国研究陣「コロナウイルス、血液や大便からも検出」

Posted February. 21, 2020 08:24,   

Updated February. 21, 2020 08:24

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中国は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)が口腔だけでなく血液や大便からも検出されるという研究結果を出した。

中国湖北省武漢のウイルス研究所は17日、国際学術誌「Emerging Microbes and Infections」に論文「新型コロナ感染患者の分子および血清調査」を発表した。論文によると、患者178人のサンプルを採取して分析した結果、感染後時間が経てばたつほど、口腔からウイルスが検出される頻度は減ったが、大便と血液からはウイルスが検出される頻度が増加した。実験初日、口腔から採取した検体で80%が陽性反応だったが、5日目には50%に減少した。一方、肛門から採取した検体では75%が陽性反応だった。

研究チームは、「主な感染経路である飛沫による接触では、急速なウイルス拡散を説明するのに不十分だ。実験の結果は、新型コロナが大便や体液を通じて感染するということを初めて示す」と明らかにした。11日に香港では、アパートのトイレの排気管を通じて新型コロナが拡散したという可能性が提起され、住民が避難するなど、エアロゾルによる感染憂慮が強まっている。これに対して武漢市当局は20日、先月19日から今月18日まで消毒薬約2千トンを排水施設や下水処理施設の消毒作業に使用したと明らかにした。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com