南北高位級会談今月末開催

韓国政府当局筋は１０日、「長官級を首席代表とする南北高位級会談が今月末頃に開かれる見通し」であり、「政府は、高位級会談が、それぞれソウルと平壌（ピョンヤン）で開かれるのを期待している」と述べている。

また「当局間の高位級会談では、南北首脳で合意した＜６・１５共同宣言＞の実行に対する話し合いになる」といい、「この会談では緊張緩和、平和定着、経済交流などが話し合われ、金正日（ｷﾑ･ｼﾞｮﾝｲﾙ）国防委員長の訪韓問題も議題に含まれる予定だ」と伝えた。

　同筋は、「未だ、会談の議題や性格、参席人数、会談場所などが決まっていないため、両側が接触してみないと会談の性格など、詳しいことが分からない」とし、「協議が行われると、実務協議など下位の働きかけが必要になる」と話した。

　同筋は、首脳合意事項である統一方案協議について「直ちに統一方案について話し合うのは国民情緒に相応しくないと思う」と述べた後、「高位級会談がある程度進まれ雰囲気が熟したり、高位級会談でこの問題を扱うための別途の協議体を構成する場合、その時には話し合いが出来るだろうが今は適切ではない」との見解を示している。