サムスングループの経済協力団が25日から4泊5日間、北朝鮮を訪問する。
サム寸グループは、10日、ユン・ジョンヨン(尹鍾竜)サムスン電子副会長を団長に、ウォン・デヨン第一毛織代表、パク・ジク代表、パク・ヨンファサムスン電子副社長、サムスン生命ベ・ジョンチュン社長等30余名の北朝鮮訪問団が24日、ソウルを出発、中国の北京を経て25日から29日までピョンヤン(平壌)を訪問する予定であると述べた。
今回の北朝鮮訪問は、サムスンがサムスン生命ビル前にあった横9.5m、縦6.2mの電光板をピョンヤン(平壌)室内体育館に寄贈することにより27日点灯式行事を開催するため準備されたもの。サムスンは、点灯式と共に韓国と北朝鮮の卓球選手16名が参加する`統一卓球競技大会`を開催する予定である。サムスン経済協力団は、各系列社の役職員20余名と韓国の男女卓球選手 8名等計30余名規模である。
サムスン側は、北朝鮮訪問期間中、ピョンヤン(平壌)の電子製品組立て工場と繊維工場などを見て回り、50万坪規模の電子団地を北朝鮮に建設する問題などを協議するであろうと言われている。サムスン電子は、3月末からピョンヤン(平壌)で 賃加工方式で生産しているカラーテレビとナンポで生産している電話、オーディオ等三つの品目以外にスピーカーとモニターの追加生産を推進中である。
業界では、サムスンの今回の北朝鮮訪問が、ヒュンダイ(現代)が主導していた財界の対北朝鮮事業を多角化する契機になると見通している。
一方、今回のサムスンの北朝鮮訪問には、韓国の中央日刊紙と放送局の記者等6名が同行し取材する予定である。北朝鮮が民間企業の北朝鮮訪問に韓国の取材記者の同行を許容したのは、初めてである。