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下半期、業種別に両極化

Posted July. 12, 2000 21:02,   

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半導体、造船、情報通信は上昇、繊維、建設は安定…

今年の下半期に情報通信、半導体、造船等の3大業種は成長を維持するが、自動車、家電、機械、鉄鋼、石油化学の景気は不安だという展望が出された。

三星経済研究所は12日、2000年下半期産業景気展望報告書で大部分の業種が昨年急成長を見せたのは、98年の沈滞に伴う反動であるとし、今年の下半期には業種別の両極化が予想されると明らかにした。

報告書は情報通信業種の場合、生産及び輸出の急増勢が多少鈍りながら安定した成長に転換すると見込んでいる。特に次世代移動通信IMT-2000事業者の選定にからみ、通信業界が買収、合併(M&A)を通じて再編されると見られる。

半導体は2/4分期(4〜6月)以後需要が大幅に増え、半導体価格が上昇し上半期の輸出が昨年の同時期に比べて30%以上増加し、下半期にも供給が需要に追いつかないだろうと見られる。特に 価格強勢で下半期の生産と輸出が20%以上増える見込みだ。

しかし半導体の景気好況により世界的に設備投資が促進され、2003〜2004年頃には半導体の景気が落ち着き、DRAM市場も供給過剰による価格下落で3〜4年後にはマイナス成長が心配されると指摘している。

自動車は上半期には国内での景気回復で内需、輸出ともに好調を見せているが、下半期には経済成長率の鈍化と石油価格の上昇、政府のLPG価格引上げ計画などで内需増加率が5%以内と低くなる見込みだ。輸出も先進国の需要停滞で増加率が7.4%下落すると見られている。

また鉄鋼、石油化学分野は成長が鈍る見込み。建設は対北関係改善に対する期待にもかかわらず社会基盤施設(SOC)事業の投資規模がそもそも大きいため、短期間での成長は不透明だという。

報告書は下半期の産業景気の楽観視は難しいとし、他律的、量的な構造調整ではなく、自律的かつ質的な構造調整と競争力向上のための業界の協力と提携が必須だと強調している。