金泳三(キム・ヨンサム) 前大統領と野党のハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン) 総裁が13日、金前大統領のソウル上道(サンド)洞の自宅で対面した。
二人は、 4・13総選挙以降はじめて、それに、最近二人に対する北朝鮮の非難放送があった後の面談で非常に関心を集めている。
同日の面談で、二人は、最近の政治状況や北朝鮮の非難放送について,2時間程度をかけて深度ある意見を交わし合ったと伝えられる。
ハンナラ党の権哲賢(クォン・ヒョンチョル)スポークスマンは「李総裁が、金前大統領の訪日・訪中の際から表敬の意思を持っていたが、他の日程で後にしていたものを、金大統領の休暇を前に行われた」と述べ、「李総裁は面談の結果に満足しているらしい」と付け加えた。
同日の面談と関連し、南北首脳会談に対して批判的な視覚を共有してきた二人が、最近の北朝鮮の非難放送を接し、同病相憐むの心情で逢ったのではないかとの推測も。
これに対して朱鎮(ジュ・ジンウ) 総裁秘書室長が「今度の面談約束は、既に、5,6日前に決まったこと」としながらこの説を否定した。
しかしある関係筋は「今まで北側の非難に対して政府の受け身的な対応に不満を抱えてきた二人が、この問題に対して話し合ったのは事実」と明らかにした。
それに李総裁の金前大統領の訪問は、権五乙(クォン・オウル)議員の「青瓦台(チョンワデ・大統領官邸)親北勢力」発言により、国会で騒ぎがあった直後行われたことで、このような説を裏付けてくれている。