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農産物の競売で不正

Posted July. 14, 2000 14:52,   

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農産物の競売落札価格を操作して数億ウォンの不正な利益を上げ、この過程でわいろの受け渡しをしたとされる農協公販場競売士と中間卸業者数人がまとめて警察に逮捕された。

警察庁特殊捜査課は、13日の農産物競売後コンピューターに自動記録された落札価格を低い価格に変えて入力、3億3000万ウォン余りを密かに引き抜いて中間卸業者と分割していた疑い(コンピューター等の使用詐欺,わいろ収受罪)でソウル松坡(ソンパ)区農協中央会共同販売場のソ容疑者(40)ら競売士4名を拘束した。

警察はまた同じ容疑で競売士ソン容疑者(39)ら5名と競売士に400万ウォン余りのわいろを渡した中間卸業者イ容疑者(38)ら6名を不拘束立件した。

警察によると、ソ容疑者は98年7月頃、ある農家が出荷した甘柿を競売にかけ、一箱あたりの実際の落札価格2万3000ウォンをコンピューターの記録には1万9000ウォンに変えるなどして、これまで毎日30件ほどの落札価格の不正変更で得た2億ウォン余りを中間卸業者と分割していた疑いだ。

中間卸業者のイ容疑者は99年2月頃にソ容疑者が操作した落札価格で農産物を安く購入し、その代価として10万ウォン余りを渡すなど、これまでに競売士へ180万ウォン余りを贈賄した疑い。

警察の調査の結果、地方農民が人手不足で地域組合の代理人へ農産物販売を委託し、直接競売過程を確認できない点を利用してこのような犯行に至ったことが明らかになった。

警察は同じような手法の競売不正がプサン、テグなど13の公販場でも行われていると判断、捜査を拡大し不正行為の容疑者と農協中央会幹部との癒着についても調査中だ。