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[社説]仁川国際空?、手抜き疑惑

Posted July. 17, 2000 13:54,   

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仁川(インチョン)国際空港は、東北アジアにおいてハブ(中心)空港を建設する目的で政府が8年間、7兆ウォン以上の莫大な落Zをかけて行っている民族的大役である。空港施設のうち、延べ面積が10万坪を超える旅客ターミナルは、年間2,700万人が利用できるように建設された韓国最大の建物である。

仁川国際空港は、いわば世界に向けての韓国の顔とも言えるだろう。従って、ほかの建設工事にもまして格別な施工と監理の精密性、透明性が要される。

仁川国際空港ターミナルの工事現場で、3年間監理員として勤めたチョン・テウォンさんが迄Iした手抜き工事の内容は、非常に具体的であり信頼をもてるものと思われる。チョンさんは、その場しのぎの設計変更、不助ェな耐火及び防水処理、不良資材及び非適切な施工方法の選定、ルーズな安全診断、問題点を放任した不良監理などに関する疑惑を詳細に提起した。

大型国策工事で、施工会社の職員が監理員を枕sし、偽造検測文書への署名を強いたり、監理員が施工会社から金品を受取ったため問題があっても黙認したならば、これはただ事ではない。施工会社が監理員を買収したり、言うことを聞かないからとして枕s高行為が横行するようであれば、施工を監視するために設けられた監理制度の存在理由はもはやないに等しい。

1月、監査院の監査中自殺した監理員のノさんが、上司の圧力で施工会社から収賄したことで悩んでいたということが事実であれば、長い間、工事監理団と施工会社の間に国「的な上納があったと卵zできる。監査院はこれまでの監査の結果が、今回チョンさんが提起した疑惑とどれほどの差があるのかを明らかにし、差があればその部分に対する監査をしなおすべきである。

韓国は、サンプン(三豊)デパート、ャ塔X(聖水)大橋の崩壊、シーランドの火事などモラル(道徳的心理)に関連した事故が相次ぎ、国際社会においての国家信頼度を急落させた。今回の修学旅行帰りのバスの惨事も、現在捜査中ではあるが、雨天のスピードの出し過ぎや安全意識の欠如など,様々な問題点が明らかになってきている。これらは皆「より早く、より安く」終えることに急ぐだけで安全には気を配ってない、後進国型の意識国「から来た事故であると言えよう。

仁川国際空港が来年の3月末に嵐閧オている開港まではまだ時間があるため、手抜き工事に対する疑惑について徹底的に捜査するのはもちろん、その内容によって別途に捜査する部分があるか否かも調べるべきである。

このほどの疑惑を適当に見過ごしてはならない。