これまで薬事法改正案に反発してきた薬剤師達が医薬分業の積極的な参加へと立場を変えたのに対し、医師達は再閉業の意志を固めるなど、闘い続けることを明らかにしており、その先行きが注目される。
大韓薬剤師会は20日、来月1日から本格化する医薬分業の準備に総力を傾けるため、すべてのデモ行為を中止すると宣言した。
薬剤師会は、「薬事法改正案に医療界の要求だけが大幅に受け入れられて不満だが、分業施行日が目前に迫っている以上、法改正の議論をめぐる消耗的な集団行動に時間を費やすことはできないという結論に達した」とし、医薬分業の準備に万全を期すことを明らかにした。
これにより、国会での薬事法改正案に反発して18日から断食闘争を行っていた金煕中(キム・ヒジュン)会長などはこの日の午後から座り込みを解除し、分業準備に着手した。薬剤師会は分業準備のため、△専門医薬品の備蓄 △町の薬局の活性化 △特定医療機関と特定薬局との談合禁止などが必要であるとし、政府に後続対策を求めることにした。
一方、 大韓医師協会はこの日、ソウル市医師会館で250人余りが出席した中、臨時代議員総会を開き、△代替調剤及び任意調剤を根絶することのできない薬事法改正案の全面的な反対 △拘束されたキム・ジェジョン(金在正)医師協会会長の即時釈放と医争闘(医権争取闘争委員会)関係者の手配解除 △大統領直属の「保健医療発展特別委員会」の設置などを求めた。
医師協会はこの日、決議文を通じて「国民健康の確保と医権回復という意味で、医師免許の放棄及び閉業闘争など、あらゆる手段を動員して対応していく」と決意した。