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<社説>「朴正煕記念館」残念

Posted July. 21, 2000 11:46,   

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パック・ジョンヒ(朴正煕)元大統領の記念館を、ャEル麻浦区(マポグ)サンアム洞のワールドカップスタジアムの周辺に造成される公園内に建てるという報道があった。また、その建立に必要な費用700億ウォンの内、500億ウォンは民間募金で、残りの200億ウォンは政府の落Zで支援するという事だ。

朴正煕大統領記念事業会のシン・ヒョンファック会長、クォン・ノガップ(権魯甲)副会長、行政資源部のチェ・インギ(崔仁基)長官、コ・ゴン(高建)ャEル市長、ハン・クァンオック(韓光玉)大統領秘書室長などが19日の「青瓦台(大統領官邸)会合」で決めた内容であるが、これを彼の故郷ではなくャEルに建立することにしたのは遺族の希望によるものだという事である。

私たちは本欄を通じて、既に朴正煕元大統領に対する歴史的評価が異なっている今、他の元大統領は後回しにして、唯一彼だけに国庫支援の記念館を建てるのは望ましくないという事を指摘したことがある。朴正煕元大統領でも他の人でも、その人を追悼する人たちが記念事業を行うのは自由である。しかし、政府が特定元大統領の記念事業のために落Zを支援してまでするのは問題があると言えよう。

朴正煕元大統領については「経済奇跡を成し遂げた領導者」と極讃する意見があるのに対して、「人権を殴殺した独裁者」という見方も依然としてあり、いまだにその被害者が少なくないのである。しかし、政府が「青瓦台会合」を通じて、国庫支援などで彼に対する記念事業を支援するということは、彼に対する評価を「肯定的」なものとして評価するという事になり、これは平衡性を失ったものである。

また、その記念館を故人の故郷であるキョンサンブッド(慶尚北道)クミ市ではなく、ャEル、それもワールドカップスタジアムの近くで、内外国人の出入りがおおい公園内に建てるよう、敷地(5千坪)を提供したのも、遺族と記念事業会側の「崇拝」効果を極大化しようとする「政治的」要求を政府が認めたものと解釈できる。

これに対して政府と記念事業会側は、崇拝のためではなく、客観的に功過を判断できるよう教育の場を設けるのであると主張しているが、記念館という性格からすると当時の「過ちと反省」までを阜サするのは期待できないだろう。

歴史学界の一角では、去年、朴正煕記念館建立に対する政府の落Z支援を反対する会を結成し決議大会を開いたことさえある。私たちの後代に「独裁者の歴史が記念になる、間違った歴史意識を伝えないためにも、政府主導の記念館建立と国庫補助に反対する」という主張であった。現政府の歴史意識、金大中大統領のアイデンティティに疑問を提起せざるを得ない。