94年8月、検察が奇異な行蹟があるとして、捜査に着手し、論争を巻き起こした慶尚(キョンサン)大学教養過程の教材、「韓国社会の理解」を執筆した教授2名が6年ぶりに無罪判決を下された。
チャンウォン地法は24日、国家保安法違反容疑で不拘束起訴され、懲役2年の他、資格停止2年が求刑されていた慶尚大、蒋尚煥(ジャン・サンファン・経済学)、ジョン・ジンサン(社会学)被告人に無罪判決を言い渡した。
裁判部は、この本の内容の内、一部が北朝鮮の歴史的観点と類似した視点で叙述されてはいるが、研究成果を基本とするありふれた歴史書の1つであり、大韓民国の存立と憲法の基本的秩序において、攻撃性がみられないと明らかにした。