韓国と北朝鮮との南北閣僚級会談に参加した全今鎮(ゾン・クムジン)団長をはじめ、北朝鮮代表らは「短いソウル訪問期間に格別な供応をしてくれて感謝している」とあいさつをした。
全団長が泊まったソウルの新羅ホテル21階の「ローヤルスイートルーム」は、一泊で220万ウォンもする最高級客室。国際金融界の皇帝である米国クヮンタムファンドのジョージ・ソロス会長やインテルのアンディ・グローブ会長など、世界的なVIPが使用した客室である。新羅ホテル側は、31人の特別チームを構成して24時間非常体制を可動したとする。
北朝鮮代表団・25人の会談期間滞留費用は、客室費用の4550万ウォン、食事費用の1350万ウォンで、ほぼ6000万ウォン。新羅ホテルの他、午餐や晩餐費用と交通費用まで含むと、合計1億ウォンを上回ると知られている。
全団長は98年4月、中国の北京で開かれた南北朝鮮当国間会談の際には、一泊に85ドール(約10万ウォン)の京倫ホテルの一般客室を利用した。このホテルも北京では、一流級のホテルである。