現代グループの前名誉会長である鄭周永(ジョン・ジュヨン)氏が、健康問題のために今月3日午前、ソウル中央病院に緊急入院した。
側近の話によると、鄭前会長は6月末に平壌を訪問した後、極度の食欲不振症状を見せ、食事をすることができないまま、栄養剤の注射で延命してきたが、最近になって症状が悪化し、病院に入院したということ。鄭前会長は、北朝鮮訪問直後にも入院して退院したことがある。また先月31日にも入院していたという事実が最近になって明らかになった。
現代の関係者は「鄭前会長は現在、危篤状態で会話をすることもできない程の重症ではない。」と話しながらも、「このまま食欲不振状態が続けば危険な状態になるかもしれないという判断のもと、病院に入院した。」と明らかにした。青雲洞の自宅にいるよりも、24時間体制で医療陣の看護と治療を受けることができるため、危険な状態になった時に備えて、病院に入院した方が良いと判断し、入院を決めたという。現代側と医療陣は鄭前会長が自宅に戻りたいと強く主張しない限り、鄭前会長を病院に留まるようにする予定だ。政府側も先月末から鄭前会長の健康がかなり悪化しているという事実を確認し、鄭前会長の健康状態を注視している。