スティーブン・ボスワース駐韓アメリカ大使は今月4日、「アメリカの政権が変わっても、対北政策の基礎は今まで通り韓国に従い、新しいアメリカ政権も朝鮮半島の緊張緩和と平和増大に反対はしないだろう」と述べた。
ボスワース大使はこの日、国会アジア太平洋政策研究会の招請講演で、韓半島の運命を決定する主体は韓国と北朝鮮であり、アメリカの役割は韓半島の唯一の同盟国である韓国を支持することだとした。
彼は、大統領選挙の期間中に民主党との差別化を行うため、共和党が発言水位を高めるのは自然なことであり、アメリカで誰が政権を握ったとしても、アメリカ政府の韓国支持と対北関係は変わらないと話した。また、韓国とアメリカが進めてきた北朝鮮に対する戦争抑止と、包容政策が成果をあげたら、変える必要がなくなると語った。
しかし南北関係の改善が結果的に成功するかどうかは、現時点で判断するのは時期尚早なことであり、韓国側の限りない忍耐力が必要であるとした。特に、韓国政府の包容政策と経済協力支援が進められることによって、北朝鮮の軍事的な脅かし行為が可視的に減少しなければならないと強調した。
彼はまた、駐韓アメリカ軍地位協定(SOFA)の改正と関連し、アメリカは韓国との関係維持のために、変化した現実を受け入れ、両国の関係を修正する計画であるとしながらも、SOFAの規定は駐屯軍の法制度と緊密に関係するもので、国ごとに違うしかないとし、ドイツと日本水準の改正世論には留保的な立場を示した。