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議員らの出国ブーム、経費は国会予算で支給

議員らの出国ブーム、経費は国会予算で支給

Posted August. 04, 2000 12:18,   

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国会が何の折り合いもつかないまま幕を下ろした中、与野党議員らの本格的な「海外大脱出」が始まった。

2日、党の待機命令にもかかわらず、アメリカ国務省招請プログラムに参加するため無理に出国した姜雲太(カン・ウンテ)、李康來(イ・カンレ)、鄭範九(チョン・ボムグ)議員に引き続き、3日には民主党の李鐘杰(イ・ジョンゴル)議員と自民連の鄭鎭碩(チョン・ジンソク)議員がこのプログラムに合流するため急きょ出国した。

これ以外にも今月中に公式外遊日程のある与野党議員は約50名余り。国会の産業資源委と環境労働委、統一外交通商委など、予算委員所属の議員らも現場視察の名目で各々ヨーロッパ、カナダ、中南米を訪問する予定だ。

しかし、夏期休暇シーズンに集中しているこのような「議員外交」に対し、批判的な見方も多い。外国でも休暇シーズンであるため、その国の重要人事らとの面会は難しく、日程のほとんどが観光に当てられるためである。場合によっては訪問国の韓国大使館職員だけが頭を悩ませることになる。案内や重要人事らとの「無理強い面談」日程の設定など、慌ただしく動き回らなければならない。

外国を公式訪問する国会議員らには、国会予算からその経費が支給される。ニューヨークへ行った場合に支給される経費は、議員一人当たり一日458ドル(67万ウォン)、随行員には259ドル(27万ウォン)、これに議員一人当たりおよそ1000ドルずつが国会議長からの‘寸志’として与えられる。議員らの訪問日程は平均11日間であるとすると、訪問団ごとに‘血税’から支給される経費は5000万ウォンを軽く超えることになる。

国会事務所の関係者は「そのような大金を使って外国へ行って来ても、帰国報告書すらまともに作成しないことが多い」とし、「議員外交は‘高費用低効率’の見本である」と話した。