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韓国人初の世界政治学会長

Posted August. 04, 2000 12:37,   

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世界政治学会(International Political Science Association:IPSA)の半世紀に渡る歴史の中で、初めて韓国人が会長に選ばれた。世宗(セジョン)研究所所長兼延世(ヨンセ)大学政治外交学科の教授である金達中(キ厶・タルジュン)博士は、2日カナダ・ケベック市のヒルトンホテルで開かれた世界政治学会第18回世界大会で理事会推薦の単一候補で第18代会長に選ばれた。任期は3年。

49年にユネスコの主導でパリで発足した世界政治学会は、現在55カ国約1400人の政治学の教授が参加している。韓国は67年に、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は90年にそれぞれ加盟している。

キ厶教授は就任の辞を通じ、「21世紀の政治学は人類の平和増進と人間の福祉向上及び人権尊重に焦点を合わせなければならない」と強調した。さらに、環境保護の重要性にも言及し、「環境破壊は人間的な暮らしの基本条件を損なうだけに、国際的に徹底的な規制をすべきだ」とし、「自然科学者との共同研究を通じて‘環境政治学’を開拓する政治学者が多く輩出されるべきだ」と語った。