朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)でも本格的な禁煙運動が始まった。
朝鮮中央通信は2日、「ピョンヤンで1日`タバコ根絶運動週間`の開幕式が行われた」と伝えた。
この場には、北朝鮮駐在の世界保健機関(WHO)の関係者も参加したという事である。また、ピョンヤンだけでなく、ナンポ・ピョンソン・サリウォンなど全国的に禁煙イベントが繰り広げられると放送では伝えている。
キム・スハック(金秀学)保険相は、開幕式での演説で「全社会的にタバコ根絶運動を行った結果、喫煙量が減ったり、完全に禁煙する人が徐々に増えている」と述べた。
ヘビースモーカーの国として知られている北朝鮮が禁煙運動を始めたのは、キム・ジョンイル(金正日)総書記の指示に因るものだという言う。
キム総書記も「ダンヒル」を好むヘビースモーカーである。しかし、5月の中国訪問の際、「タバコは完全にやめ、酒はワインを少し飲む」と話した事が確認された。
キム総書記の関心のせいか、最近北朝鮮の新聞とテレビにはタバコの弊害を指摘する記事が増えている。