外換銀行が「クリーンバンク」に向けた歩みが早まる見込みだ。
外換銀行は6日、大株主のコメルツバンクのウィルゲン・レーマ専務が最近、韓国を訪ね、外換銀行の不実資産を全額整理し、年末までに国際決済銀行(BIS)基準で自己資本比率を10%以上に高める方策を政府側に提示した、と明らかにした。
同銀行の関係者は、「現在、外換銀行の不実資産(固定以下等級)規模は、約5兆ウォンであり、このうち、銀行が自主的に解決できる1兆ウォンと既に損失として処理した貸損充当金の1.5兆〜2兆ウォンを除外すれば、売買する総資産の規模は、約2兆ウォンになる」と述べた。
クリーンバンクの方策とは、企業構造調整会社(CRV)と類似した別途会社の設立させ、コメルツの保証下に不実資産を40〜50%の価格で渡すということ。50〜60%の損失分については、政府とコメルツが共同支援する案▽6〜10年に分けて損失処理するように会計上で、繰り延べ処理することを認める案-などを政府と議論している。
同関係者は、市場信頼を構築するため、遅くても8月末までにはまとまった具体的な案が出てくる見通しだ、と示唆した。