経営者が現場で感じる体感景気が内需部門においても1年半ぶりに下落に転じた。
全国経済人連合会が業種別売上高基準で600大企業を対象に実施し、7日発表した8月の企業の景気動向指数(BSI)調査によると、8月のBSIは91であった。これにより、7月のBSIが18ヶ月ぶりに100以下の91を記録したのに続き、2ヶ月連続で100以下を記録したことになる。BSIが100以下というのは、前の月に比べ景気が悪くなると予想する経営者が、良くなると予想する経営者よりも多いという意味。
特に8月の内需BSIは94.9で、昨年2月以後初めて100以下を記録した。
このようなBSIの下落は夏の休暇シーズンによる作業日数の減少及び、特定業種の需要停滞期進入などの要因と構造改革遅延、現代グループ事態等の不安材料が重なったことによるものと全経連は分析している。